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作成日：2010年4月19日_記事番号：T00022196
エイサーのノートＰＣ、鴻海に試験生産依頼か
19日付電子時報がノートパソコン業界関係者の話を基に伝えたところによると、ノートＰＣ受託生産市場での展開を積極化する鴻海科技集団（フォックスコン）が、宏碁（エイサー）から既にノートＰＣ１機種について試験生産の依頼を受けたもようだ。順調に行けば鴻海は、2011年にもエイサーをヒューレット・パッカード（ＨＰ）、デル、ソニー、華碩電脳（ＡＳＵＳ）に続く顧客として獲得できる見込みで、エイサーを顧客とする英業達（インベンテック）にとって脅威となりそうだ。
業界関係者によるとエイサーは過去数年間、ノートＰＣの生産委託先について仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）、緯創資通（ウィストロン）に１社を加えた「３＋１社」体制を維持してきた。インベンテックは08年にエイサーの「＋１社」となったが、関係がうまくいかず、同社の受託量は限られたものとなっていた。このため今後は、鴻海がインベンテックに取って代わる可能性が高いとの観測だ。
