国票金融控股は19日、米メットライフ生命の台湾法人、大都会人寿保険を１億1,250万米ドルで買収すると発表した。大都会人寿の孟子文総経理を含め、従業員もすべて国票金控が引き継ぐ。今回の買収を経て、同金控の総資産は業界最下位の2,000億台湾元から2,800億元（約8,200億円）に拡大、日盛金融控股を上回り14位となる。20日付工商時報が伝えた。
国票金控の洪三雄董事長は、大都会人寿の資産の運用利回りは現在3.3～3.6％で、この水準では今後３～４年は赤字が続くが、５％に引き上げられれば来年にも黒字転換を果たせ、5.5％水準を達成できれば年内に黒字転換が可能になると指摘した。
