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永信薬品、持ち株会社制に移行へ


ニュース 医薬 作成日:2010年4月20日_記事番号:T00022211

永信薬品、持ち株会社制に移行へ

 
 製薬大手の永信薬品工業は19日、来年6月までに持ち株会社制に移行し、社名を「永信国際控股」に変更すると発表した。台湾のバイオ医薬品業界で持ち株会社への移行は初となる。20日付工商時報が伝えた。

 持ち株会社移行後は、ジェネリック医薬品、動物用薬、保健食品などを主力事業とし、受託生産と自社ブランド製品の生産を並行して行う。同社は「持ち株会社の設置で業務に柔軟性が生まれる。受託加工と自社ブランドの間で顧客に混乱が生じにくく、市場を区別するのに役立つ」と説明した。

 同社はまた、マレーシア工場を通じ、ベトナムに3年以内に動物用薬の工場を設置することを計画している。このほか、日本市場でも薬局や診療所への医薬品販売が市場の60%以上を占める現状を踏まえ、台湾と同様に従業員を病院や薬局に派遣し、セールスを行う直売方式でシェア拡大を目指す。