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自動車・二輪車
作成日：2010年4月20日_記事番号：T00022215
裕隆「ｔｏｂｅ」、24日に発売
裕隆汽車集団傘下の裕隆酷比汽車が中国の吉利汽車（浙江省）との技術提携で開発した低価格車「ｔｏｂｅ（酷比）」の最初のモデルとなる「M'car」（排気量1,300cc）が台湾で24日に発売されることが決まった。20日付工商時報などが伝えた。
同モデルは吉利の小型車「熊猫（パンダ）」をベースにしており、昨年12月からベトナムで先行発売された。今年６月までに輸出台数が200台に達する見通しだ。台湾での発売時期は、小型車の貨物税（物品税）減免措置打ち切りなどに伴う市場動向を見極めるため、やや遅れていた。
裕隆酷比は今月10日から台湾全土13カ所でショールーム「酷比楽園」をソフトオープンし、これまでに500～600台の購入予約があった。同社は今月中に800台、通年で3,000台の販売を目指す。
2008年の第４期環境保護法規施行で、価格40万台湾元（約117万円）以下の台湾製小型車市場は空白状態となっている。価格が45万元を超える1,500ccクラスの小型車に比べ、ｔｏｂｅは割安感があるため、人気を集めそうだ。
裕隆酷比はまた、第４四半期にもクロスオーバータイプの小型車を発売する予定だ。
