鉄筋大手の豊興鋼鉄は19日、スクラップ鋼国際価格の下落に伴い、スクラップ鋼買取価格を１トン当たり300台湾元引き下げ、１万4,000元（約４万1,000円）とすると発表した。同価格の引き下げは今年２月以来初めて。一方、鉄筋および形鋼の販売価格は据え置かれた。20日付工商時報などが伝えた。
先週以来、国際スクラップ鋼価格は１トン当たり約20米ドル下落しており、コンテナ積み同430～435米ドル、ばら積みは同460米ドルとなっている。
なお高雄市の鉄筋メーカー、海光企業は同日、原料価格の下落を受け、鉄筋価格の１トン当たり400元引き下げを決め、豊興の鉄筋価格（同２万1,700元）に接近する同２万1,200元とした。
