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台プラ仁武工場、環境汚染に加重罰も


ニュース 石油・化学 作成日:2010年4月21日_記事番号:T00022244

台プラ仁武工場、環境汚染に加重罰も


 台塑集団(台湾プラスチックグループ)系列の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)仁武工場(高雄県仁武郷)で地下水と土壌に高濃度の汚染が確認された問題で、行政院環境保護署は同社に加重罰を適用する方向で検討しており、罰金額が最高で1億5,000万台湾元(約4億4,500万円)に達する可能性が出てきた。21日付経済日報が伝えた。

 仁武工場への罰金額は、桃園県観音工業区の汚水処理場に昨年下された1億3,000万元の罰金処分を上回り、民間企業への環境汚染関連の罰金では最高額となる可能性が出てきた。

 環境保護署は現在、罰金額3,800万元から1億5,000万元までの範囲で8通りの処分案を検討しており、今後罰金額はさらに上積みされる可能性もある。処分内容は今後の汚染防止対策の決定を待って決定される。

 台プラ関係者は「環境保護署による検査報告が29日に示され、汚染の存在が証明されれば、罰金処分には従いたい」と話した。