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中鋼の域内価格、「7〜8月分も引き上げる」


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年4月21日_記事番号:T00022245

中鋼の域内価格、「7〜8月分も引き上げる」


 中国鉄鋼最大手の宝鋼集団が20日、5月の熱延製品価格据え置きを発表したことに対し、中国鋼鉄(CSC)は同日、「当社の価格は依然、宝鋼を大きく下回っており、原料コストの上昇が続く中、7~8月の台湾域内市場向け製品で引き続き値上げを行う考えに変わりはない」との姿勢を示した。21日付経済日報が伝えた。

 宝鋼の熱延製品価格は既に1トン当たり760米ドルに達しているが、一方中鋼は6月に同製品価格を12%値上げしたにもかかわらず、1トン当たり690米ドルにとどまっている。

 なお、アジアの鉄鋼価格は依然上昇傾向にあり、宝鋼以外の中国大手メーカーでは、首鋼集団と鞍鋼鋼鉄集団が先ごろ、5月の熱延製品価格で1トン当たり300~500人民元(約4,100~6,800円)引き上げている。

 また、中鋼傘下の中鴻鋼鉄も、5月の同製品を1トン当たり約1,600台湾元(約4,700円)値上げすることを決めている。