銅線材・電線ケーブル大手、華新麗華（WALSIN）は20日、華新麗華控股の名義により、中国の太陽電池モジュールメーカー、西安緑晶科技の全株式、および西安緑晶が出資するシリコン材料メーカー、陝西天宏矽材料の株式15％を総額3,050万米ドルで取得した。21日付工商時報が伝えた。
華新麗華は昨年、米太陽光発電システムメーカー、Borrego Solar Systemsの株式７割を1,500万米ドルで取得し、太陽エネルギー産業の川下分野に進出したが、今回は川上、川中分野への進出となり、垂直統合を進める構えだ。同社は西安緑晶のモジュールをBorregoに供給する方針を示している。
また、陝西天宏矽材料は現在、多結晶シリコン材料1,250万トンの生産ラインを持つが、来年には生産能力を4,250万トンまで拡大する。
