ニュース
医薬
作成日：2010年4月23日_記事番号：T00022303
鴻海出資の医療サービス会社、８月に運営開始
臍帯（さいたい）血バンクなどを手掛ける訊聯生物科技（バイオネット、台北県新店市）の蔡政憲董事長は22日、鴻海科技集団（フォックスコン）と合弁で昨年設立した、健康管理サービス提供の「康聯生医科技」が８月１日より正式に運営を開始すると表明した。鴻海グループの従業員約5,000人を顧客として確保できる見込みで、今後の成長が期待される。23日付蘋果日報などが報じた。
康聯は最富裕層をターゲットとし顧客の需要を基にした多元的なサービスを提供する方針で、蔡董事長は「当初１～２年は業績に過大な期待はできないが、医療技術とサービス品質は最高のものを提供する」と語った。
訊聯は鴻海との合弁のほか、妊娠の着床前診断（ＰＧＤ）で世界的に著名なマーク・ヒューズ博士の協力を得て2008年にＰＧＤサービスを手掛ける「創源生物科技」を設立しており、注目を集めている。
