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ユニマイクロンがPCB値上げ、他社も追随へ


ニュース 電子 作成日:2010年4月23日_記事番号:T00022309

ユニマイクロンがPCB値上げ、他社も追随へ

 
 プリント基板(PCB)最大手、欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)の曽子章董事長は22日、4~5月から旧製品の値上げについて顧客と協議すると表明した。従来型PCBとしては約2年ぶりの値上げだが、値上げ幅は10%未満で、それほど大きくならないとしている。年初以来の原材料価格大幅上昇によりPCBメーカーのコスト吸収力は限界に達しており、今後他社も追随するとみられる。23日付電子時報が報じた。

 PCB材料となるガラス繊維やガラスクロス、銅箔基板などは今年に入り価格が上昇しており、PCBメーカーの粗利益率を1~2ポイント押し下げているとされる。

 ユニマイクロンの曽董事長は、「川上の原材料メーカーは各社とも業績が好調のようだが、材料コストが全体の40~50%を占めるPCBメーカーは川上と川下の板挟みとなって経営が非常に苦しい」と、値上げに踏み切らざるを得ない事情を説明した。