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元阪神・中込、八百長への関与認める


ニュース 社会 作成日:2010年4月26日_記事番号:T00022318

元阪神・中込、八百長への関与認める

 
 台湾プロ野球をめぐる八百長事件で起訴された元阪神投手で兄弟エレファンツ前監督の中込伸被告(40)に対する初公判が板橋地方法院で開かれ、罪状認否で中込被告は起訴事実の一部を認めた。24日付中国時報などが伝えた。

 中込被告は検察が起訴状で指摘した5試合のうち1試合で、投手交代を遅らせるなどして、消極的に八百長に加担したとしたほか、投手のコンディションに関する情報を八百長仲介者に漏らしたと認めた。ただ、残る4試合での八百長に関しては否認した。台湾のプロ野球監督経験者で八百長を認めたのは中込被告が初めてという。

 中込被告は弁護士を通じ、「仲介者に協力したのは、暴力団による脅迫で何かが起きることを恐れたためであり、金銭目的ではない」などと主張。共犯者から2回に分けて受け取ったとされる20万台湾元(約60万円)については、八百長とは無関係の借金だとした。このほか、2試合の八百長で100万元を受け取ったとの指摘については、事実無根だとした。

 中込被告の弁護団は検察側との交渉で、減刑の機会を探る構えで、板橋地検も中込被告が起訴事実を一部認めたことを評価し、酌量の余地があることを示唆している。