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台北MRT、中国製スクリーンドアの安全性に懸念


ニュース 運輸 作成日:2010年4月26日_記事番号:T00022324

台北MRT、中国製スクリーンドアの安全性に懸念

 
 台北市の都市交通システム(MRT)で市政府、円山、国父紀念館の各駅に設置が進められているスクリーンドアに安価な中国製品が使われ、安全性に懸念が示されている。26日付聯合報が伝えた。

 王浩台北市議(国民党)によると、3駅でスクリーンドア施工を受注した業者は、施工経験がないばかりでなく、受注価格の3分の1に当たる約5,000万台湾元(約1億5,000万円)で中国広東省のメーカーに製造を丸投げし、暴利を得ている疑いがあるという。

 また、規定によれば、受注業者は着工から120日以内にスクリーンドアのプラスチック合成ガラスの品質検査報告を提出しなければならないが、昨年9月の着工以来、同報告が未提出となっているという。

 MRTを運営する台北大衆捷運公司は「業者が使用する中国製品は、経済部国際貿易局が昨年末に輸入に同意したものだ。スクリーンドアのガラスについては、契約に基づき、台湾での検査基準を満たしている証明の取得が必要だ」と説明している。