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作成日：2010年4月26日_記事番号：T00022328
タイヤの正新、福建ダイムラーから受注
タイヤ大手の正新橡膠工業の中国・昆山工場（江蘇省）はこのほど、ダイムラーが中国の福建汽車、台湾の中華汽車と合弁で設立した福建ダイムラーからの受注を新たに確保し、５～６月にも出荷を開始する。正新の中国工場は今年、中国国内市場向けの出荷が全体の80％以上を占める見通しだ。26日付蘋果日報が伝えた。
同社はこのほか、中国での市場拡大に対応し、昨年末に中国・重慶市に中国で６番目となる工場の設置を決めている。2011年末か12年初めの完成予定で、乗用車向けタイヤを日産２万本体制で生産し、中国の内陸市場を攻略する構えだ。
同社は現在、中国で８％の市場シェアを確保している。同社幹部は「中国の新車需要増大に伴い、タイヤの内需市場が伸びている。特に世界の主要自動車メーカーの工場設置で、将来の成長力はさらに高まる」と指摘した。
