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作成日:2010年4月27日_記事番号:T00022368
マクロブロック、LEDドライバICの出荷過去最高
発光ダイオード(LED)用ドライバICメーカーの聚積科技(マクロブロック)は26日、3月の同ICの出荷量が月次ベースで過去最高となる2,400万個に達したことを明らかにした。27日付工商時報が伝えた。
同社の楊立昌董事長は26日、「出荷量は4、5月にさらにピークを迎える見通しだ」と述べた。また、陳企凱総経理は「受注見通しは明るく、4月の出荷量は3,000万個に達し、今年第2四半期の売上高は、昨年第3四半期のピーク時を上回るのではないか」と話した。
同社の今年第1四半期の売上高は前期比4.6%減、前年同期比33.7%増の3億4,400万台湾元(約10億3,000万円)で、平均粗利益率は前年同期を4.7%下回る41.1%だった。この結果、最終利益は前四半期比7.2%減、前年同期比58.9%増の6,029万元だった。
陳総経理によると、ディスプレイ用のドライバIC需要は、上海万博、広州アジア大会、広告ディスプレイの買い替え需要などで大きく伸びているという。同社は今年上半期の10種類の新製品を発売する計画だ。また、非ディスプレイ向けの製品の売り上げ構成比率も年内に10~20%に達する見通しという。同社はこのほか、モニターのバックライト用製品の出荷を第2四半期から開始した。