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豊興、鉄筋を400元値下げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年4月27日_記事番号:T00022370

豊興、鉄筋を400元値下げ

 
 鉄筋大手の豊興鋼鉄は26日、鉄筋のオファー価格を1トン当たり2万1,700台湾元から2万1,300元(約6万4,000円)へと400元引き下げた。春節(旧正月)以降で初めての値下げとなる。また、スクラップ鋼の買い取り価格も、同1万3,300元から1万2,900元へ下げた。スクラップ鋼買い取り価格の引き下げは8日間で4度目、同期間の下げ幅は10%、1,400元に達した。27日付蘋果日報が伝えた。 
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 同社の鉄筋価格は今年に入ってから上昇を続け、今月12日の2万2,700元への値上げで昨年末以来の引き上げ幅は26.9%に達し、金融危機前の水準を回復していた。今回は原料価格の下落を反映しての引き下げとなる。

 証券会社は、原料の下落幅10%に対し、今回の鉄筋値下げ幅は1.8%にとどまっているため、今後も値下がりする可能性があるとみている。

 一方、スクラップ鋼価格は1月の1万700元から上昇を続け、今月12日には1万4,300元と、引き上げ幅は19.58%に達した。ただ、北米の天候不順による輸送の乱れなどの問題が解決し、その後下落に転じている。