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東芝のLTPSパネル工場、AUOが買収完了


ニュース 電子 作成日:2010年4月27日_記事番号:T00022371

東芝のLTPSパネル工場、AUOが買収完了

 
 液晶パネル2位、友達光電(AUO)は27日、東芝モバイルディスプレイ(TMD)のシンガポール100%子会社で、低温ポリシリコンTFT(LTPS)専業メーカー、アドバンスト・フラット・パネル・ディスプレイ(AFPD)の4億7,200万株を3,990万米ドルで買収する手続きが完了したと発表した。LTPS工場は7月1日から量産に入る。27日付経済日報が伝えた。

 陳来助執行長(CEO)は、LTPSを応用した次世代有機発光ダイオード(OLED)パネルの急速な普及を予想し、「LPTSは2011年に深刻な供給不足となる」と指摘し、生産能力を早めに引き上げたい方針を示した。現在、LTPSとOLED両方の技術を応用したパネルが供給できるのはサムスン電子のみだが、既にノキアや宏達国際電子(HTC)などのスマートフォン向けで需要が高まっている。

 第4.5世代のLPTS工場建設には数百億元の予算および稼動までに2年の期間を要するが、AUOは12億元でガラス基板投入枚数4万~4万5,000枚の生産能力、および関連特許など知的財産権を取得し、シェア獲得の基盤を固めた。