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Q2パネル景気やや下向き=奇美電董事長


ニュース 電子 作成日:2010年4月27日_記事番号:T00022372

Q2パネル景気やや下向き=奇美電董事長

 
 液晶パネル最大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)の段行建董事長は26日、第2四半期のパネル景気について、中国での液晶テレビの在庫水準が上がっていることで、前期より需要がやや弱まっているとの見方を示した。またドライバIC、光誘導板などの供給不足が出荷枚数に悪影響を与えると指摘した。27日付経済日報が伝えた。

 業界関係者によると、中国での液晶テレビの在庫は、正常レベルを2週間分上回っており、消化にはしばらくかかる見通しだ。奇美電の液晶テレビ向けパネルは中国市場が5割を占めているため、影響も大きいとみられる。ただ、段董事長は5月の労働節(メーデー)連休で在庫は消化できる見込みだと述べた。その上で、第3四半期の業界景気は良好との見方を示した。

 一方、友達光電(AUO)の陳来助総経理は先ごろ、第2四半期の業界景気はオフシーズンながら好調だと楽観見通しを発表したが、同社は中国市場向けの出荷比率が奇美より低く、同市場の影響を受けにくいことが理由とみられる。