中央大学台湾経済発展研究センター（台経中心）が27日発表した４月の消費者信頼感指数（ＣＣＩ）は、前月比4.35ポイント上昇の78.68ポイントで、2004年４月（79.17ポイント）以来の６年で最高となった。前月比上昇は、台風８号（アジア名・モーラコット）が襲来した翌月の昨年９月から８カ月連続。28日付蘋果日報が報じた。
ＣＣＩを構成する６項目中、上昇幅が最大だったのは「今後半年間の台湾の景気」で、前月比13.15ポイント上昇の80.8ポイントだった。次いで、▽就業機会、72.7ポイント（同10.15ポイント上昇）▽物価水準、52.15ポイント（6.65ポイント上昇）▽家庭の経済状況、70.5ポイント（2.00ポイント上昇）──。「楽観傾向」を示す100ポイントを上回ったのは、「耐久性消費財（住宅、自動車など）購入のチャンス」で102.05ポイント（横ばい）だった。唯一、前月比で下落したのは、「株式投資のチャンス」で93.9ポイント（5.8ポイント下落）だった。
徐之強・台経中心主任は、６項目中４項目が前月から上昇し、過去６年で最高となったことは、台湾住民が今後半年の景気を楽観していることを示すと指摘した。
