ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国とのECFA締結、「諸外国が要求」=馬総統


ニュース その他分野 作成日:2010年4月28日_記事番号:T00022382

中国とのECFA締結、「諸外国が要求」=馬総統

 
 馬英九総統は、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)と諸外国との自由貿易協定(FTA)締結交渉の兼ね合いについて、「FTA交渉相手国から、先に中国とECFAを結ぶよう求められた。諸外国は中国の動きを観察しようとしている」と指摘した。その上で、馬総統はECFA締結が、他国とのFTA締結にも役立つとの認識を示した。28日付中国時報が伝えた。

 また、中国の竜永図・博鰲(ボアオ)アジアフォーラム秘書長が「台湾による大陸(中国)への投資は、利益上譲歩したものだ」と述べたことに関連し、馬総統は「両岸(中台)間の貿易投資関係は相互利益であり、利益上の譲歩ではない」と訴えた。

 その上で、中国本土と経済貿易緊密化協定(CEPA)を結んだ香港が数々の後遺症に苦しんでいるとする民進党の蔡英文主席の主張に関しては、「ECFAはCEPAではなく、内容に『一つの中国』『一国二制度』『平和統一』といった政治的文言は盛り込まれていない。ECFAは単純な経済協定であり、統一か独立かという問題とは無関係だ」と強調した。