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陳前総統事件に関与、金融機関幹部に解任処分


ニュース 金融 作成日:2010年4月28日_記事番号:T00022384

陳前総統事件に関与、金融機関幹部に解任処分

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は27日、陳水扁政権下での第2次金融改革に絡む贈収賄事件や陳前総統ファミリーによるマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑に関与したとして、国泰金融控股、国泰世華銀行の李明賢副董事長、元大証券の董事を務めていた馬維建、杜麗萍両氏を解任する処分を発表した。28日付蘋果日報が伝えた。

 処分により、李明賢氏は金融機関の役員への就任が5年間禁止されたほか、残る2人は証券会社の役員への就任が3年間禁止された。

 これを受け、国泰金融控股は同日夜、李明賢氏が国泰金融控股、国泰世華銀行の董事を辞任したことを発表した。

 金管会の蕭長瑞主任秘書は「第2次金融改革と陳前総統ファミリーによるマネーロンダリングに関するその他人事案件は相次いで処理していく」と述べた。これにより、国泰金融控股の蔡鎮宇副董事長、元大金融控股の馬維辰・元営運長、中国信託金融控股の辜仲諒・元副董事長などが処分対象になるとみられる。