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大同とサンポ、大規模減資を発表


ニュース 家電 作成日:2010年4月28日_記事番号:T00022393

大同とサンポ、大規模減資を発表

 
 家電大手の大同(TATUNG)と声宝(サンポ)は27日、累積損失の解消を目的として、相次いで大規模な減資を発表した。28日付工商時報が伝えた。

 このうち、大同は20%を出資する傘下の液晶パネルメーカー、中華映管(CPT)の損失で、320億台湾元(約950億円)の累積損失を抱えており、321億3,000万元の減資で損失を一掃することにした。大同が減資を実施するのは初めて。減資幅は57.88%に達し、減資基準日は第3四半期の予定。これにより、同社の資本金は555億元から233億元へと減少。同時に1株当たり純資産は現在の6元から12元前後に増加が見込まれる。

 一方、サンポは傘下の新宝企業(中国・天津市)の業績不振で累積損失が拡大し、2回目の減資を決めた。今回の減資額は27億6,300万元で、減資幅は31.53%に達する。同社の資本金は60億元へと減少し、1株当たり純資産は現在の9.1元から13.1元に増加する見通しだ。