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中国の大卒者雇用、台湾企業の47%が前向き


ニュース その他分野 作成日:2010年4月29日_記事番号:T00022412

中国の大卒者雇用、台湾企業の47%が前向き

 
 求人情報サイト「104人力銀行」の調べによると、台湾企業の経営者の47%が中国または香港の大学卒業者の雇用に前向きと回答した。29日付工商時報が伝えた。

 中国の大卒者が台湾で就労することは現時点で認められていないが、産業界は中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結後に段階的に規制が緩和されると期待しており、調査結果もそれを反映している。

 台湾の大卒者の生産性は、中国の大卒生の1.68倍に達するが、台湾の大卒初任給は中国の2.6倍のため、就労市場が開放された場合、中国の大卒者は一定の競争力を有すると考えられる。

 台湾企業が台湾の大卒者の方が優れていると考えるのは専門知識、技能、協調性、道徳性、創意工夫などの面で、中国の大卒者は仕事へのやる気、国際感覚、外国語能力で台湾の大卒者を上回る評価を得ていることが分かった。調査担当者は「台湾の大卒者は将来、厳しい競争にさらされることになる」と指摘した。

 調査に回答した1,127社の内訳は、中小企業66%、上場企業(店頭公開を含む)20%、外資系企業11%だった。