ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

高速バスの統聯客運、観光バス事業に参入


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年4月29日_記事番号:T00022413

高速バスの統聯客運、観光バス事業に参入

 
 高速バスの統聯汽車客運(Ubus)が、観光バス事業に進出する。4億2,000万台湾元(約12億6,000万円)を投じて6月に観光バス60台を購入し、7月から中国人観光客などをターゲットに北部と南部で運行する。同事業運営のために、▽統聯旅運(台北市)▽統聯運通(台北県)▽統聯国際遊覧車(高雄市)――の3社を設立する。29日付工商時報が伝えた。

 同社が観光バス事業に乗り出す背景には、中国人観光客の急増でバス車両の供給がひっ迫していることがある。

 統聯客運はまた、6月に資本金600万元で「統聯旅行社」を設立する。将来的には、台湾全土3カ所に支社を設置する。各支社は設立5年で中国からのツアー受け入れが可能となり、商機拡大が見込める。

 台湾高速鉄路(高鉄)の開通以降、高速バスの利用客は減少しており、同社の昨年売上高は30億元余りと、前年比1割の減収となった。こうした状況の下、他の高速バス業者にも観光バス事業に乗り出す動きが出ている。