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長庚医院、医師から健康保険料過剰徴収


ニュース 医薬 作成日:2010年4月29日_記事番号:T00022420

長庚医院、医師から健康保険料過剰徴収

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、私立長庚医院の医師がこのほど、同院に多額の健康保険料を過剰徴収されたと匿名で告発した。29日付自由時報が伝えた。

 同医師によると、長庚医院に所属する医師は、駐在診療を行う「パートナー」と規定され、健康保険料は本人が全額負担することになっている。しかし、病院側はこれら医師を「被雇用医師」として扱い、医師本人から天引きした30%のみを中央健康保険局に保険料として納付していた。事実とすれば、残る70%は病院側が不正に着服していたことになる。

 同医師は毎月5,992台湾元、年間7万1,904元(約21万5,000円)の健康保険料を天引きされたが、病院側が4月に発行した健康保険料支払い証明書には、年間の保険料徴収額は2万1,571元と記載されていた。

 同医師は「病院側は15年にわたり、健康保険料を過剰徴収しており、金額は十数億元に達する」と主張した。

 中央健康保険局も事実関係を認め、長庚医院に対する調査を進めていると説明した。違法行為と認定されれば、最大で13億元の罰金が病院側に適用されることになる。