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作成日：2010年4月29日_記事番号：T00022421
正隆紙業、天津に紙器工場新設
製紙大手の正隆紙業は28日の董事会で、中国事業の好調を受けて、天津市に紙器工場１基、蘇州（江蘇省）と広東省に工業用紙工場計２基の新設を決定した。総投資額は1,100万米ドル。29日付経済日報が報じた。
正隆は現在、華東と華北を中心に中国全土に紙器工場14基を展開している。15基目となる天津の紙器生産拠点「天津中隆紙業公司」の投資額は150万米ドルだ。なお、正隆は今年１月、300万米ドルで山東省青島の紙器工場を買収している。
正隆の2009年売上高は、前年比21％減の187億1,100万万元（約560億8,000万円）。このうち中国市場での売上高が136億元を占めた。昨年の中国事業の利益は1,192万8,000米ドルで、一昨年の235万1,000米ドルの赤字から大幅に改善した。
