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作成日：2010年4月29日_記事番号：T00022426
ＨＴＣのアンドロイド携帯、ＭＳが特許使用権
米マイクロソフト（ＭＳ）と宏達国際電子（ＨＴＣ）は29日、ＨＴＣのアンドロイド携帯にＭＳの特許使用を認める協定に署名したと発表した。ただ、発表の内容とタイミングには不可解な点が多く、業界の憶測を呼んでいる。29日付工商時報が伝えた。
ＨＴＣはインターネット上での業績説明会に先立ち、協定締結を発表した。協定内容で不可解なのは、ＨＴＣが米グーグルの携帯電話向けＯＳ（基本ソフト）である「アンドロイド」にＭＳが同社特許の使用を認めるとしている点だ。
これについて、一部外電はＭＳがアンドロイド携帯を特許侵害で訴えるための準備と関係しているのではないかと指摘。このほか、ＭＳがＨＴＣに膨大な特許の使用を認めることで、米アップルに対抗しようとしているとの見方もある。ＨＴＣは発表後、協定の目的など詳細について、説明を避けたままだ。
