宏達国際電子（ＨＴＣ）は28日開催の業績説明会で、第２四半期売上高が前期比33％増で過去最高の500億台湾元（約1,500億円）に達するとの予測を示した。同予測は、証券会社の450億～470億元をも上回る。29日付経済日報が伝えた。
同社が発表した第１四半期売上高は前期比8.2％減、前年同期比19.3％増の377億元、純利益は前期比9.7％減、前年同期比2.5％増の50億元だった。携帯電話出荷台数は前期比5.7％減、前年同期比37.5％増の330万台で、第２四半期は450万台を目指す。
第１四半期の前年比大幅増収は、平均販売単価（ＡＳＰ）340米ドル以上のミドル～ハイエンド３機種、グーグルのアンドロイドプラットフォーム搭載スマートフォン「Desire」「Legend」「Incredible」が貢献した。
外資系証券会社は、ＨＴＣは第３～４四半期も前期比で小幅増収となると見込む。ただ、下半期発売予定のアップル「iPhone」新機種による影響にも注目している。
