自動車大手の裕隆集団傘下、裕隆汽車製造は第１四半期の税引き前利益は、市場予測の1.5倍以上の15億7,600万台湾元（約47億円）に達し、四半期として過去５年で最高を記録した。30日付工商時報が伝えた。
同社の第１四半期売上高は72億9,700万元で、自社ブランドの「LUXGEN（納智捷）」と「ｔｏｂｅ（酷比）」、および系列の裕隆日産汽車からの受託製造を合わせた本業利益は２億9,700万元だった。また、投資事業がほぼ全面的に黒字転換して利益が５億7,000万元に達したほか、台北県新店市の工場跡地の売却益も同期利益を押し上げた。
裕隆集団では、中華汽車工業の同期税引き前利益が３億3,000万元、裕隆日産も同８億5,000万元に達し、自動車関連上場５社の合計利益は31億元と、予想の23億元を大きく上回る好業績となった。
