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サムスンのPRAM搭載MCP、台湾メモリー各社は静観


ニュース 電子 作成日:2010年4月30日_記事番号:T00022451

サムスンのPRAM搭載MCP、台湾メモリー各社は静観

 
 サムスン電子は29日、NOR型フラッシュメモリーに代わりPRAM(相変化メモリー)を搭載した携帯電話向けMCP(マルチチップパッケージ)を業界で初めて発表し、今年中に携帯電話市場に広く普及させたいとの方針を示した。これにより同社と台湾メモリーメーカーとの技術的な差がさらに広がることが懸念されるが、台湾各社は「サムスン以外の世界大手携帯メーカーが採用するとは限らず、PRAMが短期間でNOR型フラッシュに取って代わることはない」と静観する構えを示した。30日付電子時報が報じた。

 PRAMはNOR型フラッシュメモリーの不揮発性とDRAMの高速性を兼ね備え、データ書き込み速度はNOR型フラッシュの約3倍とされる。サムスンはまず、512メガビット(Mb)PRAMを携帯電話向けに販売する計画だ。

 これに対し台湾メモリーメーカーは、PRAMは誕生したばかりの新技術で、これまで学術研究段階および少量の試験生産段階にあったため、サムスンが自社ブランドで採用して初めて、他の大手メーカーも導入の検討を開始するとの認識を示した。