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エイサー、利益向上と中国シェア拡大に重点【図】


ニュース 電子 作成日:2010年4月30日_記事番号:T00022460

エイサー、利益向上と中国シェア拡大に重点【図】

 
 宏碁(エイサー)は29日に開催した業績説明会で、第1四半期の連結粗利益率が9.7%、営業利益率が2.7%だったと発表した。これについて王振堂董事長は「粗利益率は10%以上、営業利益率は3%以上で合格」と不満を示し、同社は今後さらに多くの独創的な新製品を発売し、利益向上を目指すとの考えを表明した。王董事長はまた、同社シェアが7~8%と伸び悩んでいる中国市場について、よりいっそう販売戦略の強化に力を入れ、「必ずシェアを10%以上に引き上げる」と語った。30日付電子時報が報じた。
 
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 利益向上に向けた具体策としてエイサーは、5月末に北京で開催する新製品発表会で、新たな「インターネット・デバイス」シリーズを発表する計画だ。同シリーズの販売で粗利益率が向上し、第3~4四半期の業績に反映されると期待している。

 また中国シェアの拡大について王董事長は、「既に北京、上海の研究開発(R&D)チームを通じて大陸(中国)消費者の需要は把握している」と語り、今後は販売員の増員、キャンペーン商品を通じて現状を打開したいとの考えを示した。今年は中国市場での売上高15億米ドルを見込む。