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作成日:2010年5月3日_記事番号:T00022467
上海万博開幕、台湾の展示館もオープン
上海国際博覧会(上海万博)が1日開幕し、台湾が出展した展示館3カ所も一斉にオープンした。台湾が万博に参加するのは1970年の大阪万博以来となる。
2日付蘋果日報などによると、台湾は「台北世界貿易センター」の名義による「台湾館」、台北市政府による「台北館」、企業館としては、事務機器販売大手の震旦集団(オーロラ・グループ)による「震旦館」を出展している。初日には連戦・国民党名誉主席、宋楚瑜・親民党主席らが3館を訪れた。
このうち、台湾館は各国の展示館が並ぶ浦東地区のA区にあり、元宵節(げんしょうせつ、旧暦1月15日)に願いごとを書いて空に放つ「天灯」をモチーフにした構造で、発光ダイオード(LED)を使った直径12メートルの球形スクリーンなどを備えている。
台湾館では初日、4,000枚の入場予約券が1時間半でなくなる盛況だった。期間中は約80万人の来場を見込む。
台北館は浦西地区のE区にあり、無線ブロードバンドと資源リサイクルの取り組みをテーマにした展示を行っている。3D(3次元)映像で台北の現在と未来を紹介する。初日には1,500人が来館し、期間中は135万人が訪れる見通しだ。
浦西地区のD区にある震旦館は、中国で玉(ぎょく)の名で装飾品として珍重されるひすいを展示しており、来場者が時価2,500万台湾元(約7,500万円)の璞玉(はくぎょく、ひすいの原石)に実際に手で触れることができ、250万人の来場が見込まれている。