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中国との直接対話、蔡民進党主席が意向


ニュース 政治 作成日:2010年5月3日_記事番号:T00022468

中国との直接対話、蔡民進党主席が意向

 
 民進党が2日に開催した座談会で、蔡英文・同党主席は「民進党は台湾の民意を中国を含む国際社会に伝える責任がある」と述べた上で、「台湾の民意が国民党のみを通じて国際社会に伝えられることのないよう、中国と直接かつ実質的な対話を行うことを排除しない」と発言した。3日付中国時報が報じた。
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蔡主席は「馬政権の『中国を通じて世界へ向かう』戦略では、台湾は主権喪失の代償を支払い、前途への選択権を子孫から奪う」と批判した(2日=中央社)

 民進党は、8月に発表される党の今後10年の方針を示す「政策綱領」策定に向け、幅広く意見を求めるためにさまざまなテーマで座談会を開催している。今回のテーマは「変動する国際情勢と台湾の世界戦略」で、専門家などを招いて開かれたが、実際の議論はほとんど中台関係に終始した。

 蔡主席は座談会で、党の対中政策の基本原則について、▽べっ視ではなく互恵、衝突ではなく平和、従属ではなく対等▽世界戦略のバランスと地域の安全から思考する▽対中政策の策定と執行は民主的な手続きを経る▽中国との最大の違いである自由・民主と人権の価値を守る──の4原則を示した。