ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

生保各社のQ1損失134億元、サブプラ影響の08年並みに


ニュース 金融 作成日:2010年5月3日_記事番号:T00022472

生保各社のQ1損失134億元、サブプラ影響の08年並みに

 
 生命保険会社は台湾元高の影響で利益が圧迫され、第1四半期に黒字を計上したのは30社のうち10社にとどまり、業界全体の損失額は134億元(約400億円)に膨らんだ。サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題などの影響を受けた2008年上半期並みの厳しい結果となった。3日付工商時報が報じた。

 同期純利益上位3社は、▽富邦人寿保険(約27億元)▽中国人寿保険(6億300万元)▽台湾人寿保険(3億1,300億元)──となり、富邦人寿が他社を大きく引き離した。

 また3月末時点の純資産上位3社は、▽南山人寿保険(1,371億元)▽国泰人寿(1,028億元)▽富邦人寿(942億元)──。うち南山人寿と富邦人寿には、それぞれ718億元、260億元の含み益がある。

 生保業者によると、昨年台湾株式への投資は「目をつぶって投資してももうかる」状況だったが、今年は投資が難しく、また台湾元が1米ドル=31元の大台を割り込む可能性もあり、厳しい状況が続くもようだ。