太平洋崇光百貨（太平洋そごう）で２日から、台北市を中心に公共交通機関用のＩＣカードとして定着している悠遊カード（イージーカード）での少額決済が可能になった。対象は台北の忠孝店、復興店、敦化店、天母店のフードコート、食品売り場、レストラン、スーパーマーケット（シティースーパーを除く）で、９日までは300台湾元（約900円）の利用で粗品進呈（各館１日150人限定）、今月末までは特定の同一商品２点目の購入が無料または割引となるキャンペーンなどを実施する。３日付聯合報が報じた。
提携を発表する連勝文・悠遊カード董事長（左）と黄晴雯・太平洋そごう董事長（右）。悠遊カードでの少額決済サービスは４月、大台北地区（台北県市、基隆市）での利用が67％を占めた（２日＝中央社）
悠遊カードでの少額決済サービスは４月１日から始まり、同月の決済件数は１日当たり20万件、1,100万元に上った。現在、スーパーやドラッグストアなど25社、台湾全土の１万2,000店で利用可能で、新光三越百貨の19店も近く加盟する見通しだ。
