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台北市の豪邸税、9850戸が対象


ニュース 建設 作成日:2010年5月3日_記事番号:T00022477

台北市の豪邸税、9850戸が対象

 
 台北市の謝松芳・税捐稽徴収処長は4月30日、来年7月から高価な不動産に導入する房屋税(建物固定資産税)の加重課税(豪邸税)について、370棟、9,850戸を対象に認定したことを明らかにした。実際の徴収は2012年5月からとなる。1日付中国時報が伝えた。

 謝処長は「課税資料の機密保持や納税者の安全に配慮し、対象物件のリストは今後も公表しない」と説明した。

 豪邸税は使用建材や建物の構造などによる「構造標準単価」に、物件の立地による「路段率」を乗じる形で算出される。現在台北市中心部の商業区の路段率は100~320%となっているため、単純計算で房屋税額は最大3.2倍に上昇する。

 豪邸税導入で房屋税収は年間3億台湾元(約9億円)の増加が見込まれる。房屋評定現値(不動産時価評価額)の上昇で、印花税(印紙税)なども増収が見込まれるため、最終的には8億元の税収増につながるとみられる。