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メディアテックQ1、決算需要好調で大幅増益


ニュース 電子 作成日:2010年5月3日_記事番号:T00022489

メディアテックQ1、決算需要好調で大幅増益

  
 IC設計大手の聯発科技(メディアテック)が4月30日発表した第1四半期決算は、売上高が前期比27%増の327億700万台湾元(約980億円)、純利益が前期比27.2%増、前年同期比59%増の111億3,400万元だった。中国での携帯電話や高画質テレビの需要拡大を追い風として、大幅な増収増益となった。1日付工商時報が伝えた。

 中国市場に加え、新興国での携帯電話向けチップのシェア拡大、欧米での光ディスク機器の需要増が好業績を支えた。1株当たり利益(EPS)は10.29元で、第1四半期としては過去最高を記録した。粗利益率は前期を2ポイント下回る56.7%だったが、依然高水準を維持した。

 謝清江総経理は、同社の主力製品である携帯電話端末向けチップの受注動向について、「TD(中国の携帯電話規格)分野でLGエレクトロニクス、中興通訊(ZTE)、宇龍酷派の受注を確保したほか、W-CDMA方式では、中国の顧客を引き続き確保したほか、オレンジ、LG、モトローラなどの認証を取得している。3G(第3世代)向けの出荷量が今後も徐々に伸びる見通しだ」と述べた。