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奇美電・元総経理が服役へ、米反トラスト法違反で


ニュース 電子 作成日:2010年5月3日_記事番号:T00022490

奇美電・元総経理が服役へ、米反トラスト法違反で

 
 日台韓の大手液晶パネルメーカーが米国市場で価格操作を行い反トラスト法違反に問われた事件で、旧・奇美電子(CMO)の何昭陽・元総経理が、液晶パネルの価格操作に関与したことを認め、14月の服役および罰金5万米ドルを支払うことで米司法当局と合意に達した。同事件については新・奇美電子(チーメイ・イノルックス)の楊柱祥協理(旧・奇美電の元業務主管)も先週、9月の服役および罰金2万5,000米ドルで合意したと報じられた。3日付経済日報などが報じた。

 同事件をめぐって旧・奇美電は既に2億2,000万米ドルの罰金を支払っているほか、中華映管(CPT)も6,500万米ドルを支払い、林鎮弘前董事長ら同社幹部3人が服役し、既に刑期を終えている。一方、友達光電(AUO)と瀚宇彩晶(ハンスター)は、依然米当局と係争中だ。

 なお法曹界関係者からは、今回の事件で価格操作を行った人物としては経営と営業の責任者が服役の対象となっており、今後AUOの陳炫彬・総経理(当時)、および熊暉・業務執行副総経理(同)が服役する可能性が指摘されている。