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東洋薬品、持ち株会社に転換へ


ニュース 医薬 作成日:2010年5月4日_記事番号:T00022504

東洋薬品、持ち株会社に転換へ

 
 台湾東洋薬品工業(TTYバイオファーム)の曽天賜董事長は3日、抗がん剤以外の医薬品部門を東生華製薬として経営分離(スピンオフ)すると発表した。これにより、同社は持ち株会社形式へと段階的に移行することになる。4日付経済日報が伝えた。

 東生華製薬は当初、東洋薬品の全額出資子会社として発足するが、持ち株比率は60%前後まで引き下げられる。東生華製薬は9月末をめどに1億2,000万台湾元(約3億6,000万円)の増資を行う方針だ。
 東洋薬品は抗がん剤を主力としており、心血管薬、胃腸薬など抗がん剤以外による売り上げは全体の26%にとどまっている。親会社の東洋薬品は今後、抗がん剤専門となり、東生華製薬はそれ以外の医薬品部門を引き継ぐ。

 製薬業界で持ち株会社制に移行するのは、中天生物科技(マイクロバイオ)、永信薬品工業に続き3社目となる。