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作成日：2010年5月4日_記事番号：T00022505
ダンロップ・タイヤ、７月から５％値上げへ
４月のブリヂストンやミシュランのタイヤ値上げに続き、住友ゴム工業から「ダンロップ」ブランドのタイヤを輸入・販売している国住橡膠も、乗用車や大型トラック向け製品の価格について、今年７月からの平均５％の値上げを行う方針だ。４日付工商時報が伝えた。
国住橡膠は「昨年は８～９％を値上げを行ったが、今年に入ってからは自社でコスト上昇分を吸収している」と強調し、市場競争力を考慮した上で７月以降に一部販売価格にコストを反映させる方針を示した。
タイヤ値上げは、天然ゴムの国際価格が３月末から１カ月で３％上昇、合成ゴムが同期間で11.76％上昇するなど原料価格上昇を受けてのもの。住友工業は日本およびインドネシアの工場で製造した「ダンロップ」ブランドのタイヤについて、各国の輸入業者に対する販売価格を１月に続き再度引き上げるとの見方が出ている。また同社は、原料価格の上昇が止まらなければ、第３四半期に３度目の値上げを行う可能性もあるとしている。
