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UMC、中国の太陽光発電会社に出資


ニュース その他製造 作成日:2010年5月4日_記事番号:T00022506

UMC、中国の太陽光発電会社に出資

 
 聯華電子(UMC)は3日、傘下の投資会社を通じ、中国の太陽光発電事業に投資する済寧華瀚光伏能源(山東省済寧市)に1,080万米ドルを上限に出資を行うと発表した。済寧華瀚の資本金が2億7,000万人民元(約37億4,000万円)であることから、出資比率は27%以上になるとみられる。4日付工商時報が伝えた。


 UMCは傘下の投資会社、弘鼎創投が、中国の投資会社を通じて間接出資する形で、済寧華瀚に出資する。済寧華瀚はこのほど、出力70メガワット(MW)の太陽光発電所を建設すると発表していた。内訳は▽済寧華瀚発電所(同40MW)▽鄒城華瀚発電所(同30MW)で、完成後はアジアで最大規模の太陽光発電会社となる。
 UMCは今回の出資について、「純粋な投資目的だ」と説明する一方、「中国の太陽エネルギー市場、特に太陽光発電所への投資プロジェクトでは、新たな提携パートナーを確保し、単独投資は行わない」とした。

 UMCは既に、傘下の聯相光電(ネクスパワー)が済寧市に35MWの生産ラインを持つ非シリコン系薄膜太陽電池モジュール工場を新設すると発表するなど、中国での薄膜太陽電池の生産体制を整えつつあり、ネクスパワーは既に複数の太陽光発電所の設備を受注している。