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中鋼の年産能力、3年で50%増強へ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年5月4日_記事番号:T00022509

中鋼の年産能力、3年で50%増強へ

 
 中国鋼鉄(CSC)は、3年後には年産能力を現在より50%増強し、1,500万トンとする計画を明らかにした。台湾域内の年間鉄鋼消費量2,200万トンに対し、同社の現在の年産能力は1,000万トンと、需要の半分に満たないため、供給能力を向上させる必要があると説明している。4日付経済日報が報じた。

 中鋼によると、傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)の、今年2月に火入れ式を行った5号高炉は、現在既に部分的な生産を行っているが、年末には本格的な運転を開始する予定だ。6号高炉は2012年に量産予定。これら高炉の年産能力は各250万トンだ。

 鉄鋼業界のアナリストによると、世界の業界全体の年産能力は10億トンで、今後アジアを中心に6,000万トンの拡張が予定されている。中鋼は今後、海外市場の開拓も重視する構えだ。