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作成日：2010年5月4日_記事番号：T00022512
ノートＰＣ部品に値上げ圧力、銅価格上昇で
国際銅価格の高騰に伴い、ノートパソコンの川上関連部品メーカーから、ノートＰＣ組み立てメーカーに対し、部品納入価格の値上げ要求が高まっている。ただ、組み立てメーカー自身も利益率低下に直面しており、今後部品メーカーとの間で激しい綱引きが続きそうだ。４日付電子時報が報じた。
銅の国際価格は１トン当たり7,400米ドルの過去最高水準を推移しており、昨年年初の同3,000米ドルから大きく上昇している。主要材料価格の高止まりを受け、線材メーカーは第２四半期価格を引き上げ、電源アダプタメーカーも顧客と10％の値上げ交渉中だ。散熱モジュールメーカーも値上げを検討している。
これに対し、ノートＰＣ受託生産大手、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）の陳瑞聡総経理は、銅関連部品の値上げ圧力はかなり強く、一部は５月中に値上げされ、６月にはノートＰＣ受託生産に影響を及ぼすとの見方を示した。ただノートＰＣ受託生産メーカーも値上げするかは観察が必要としている。
