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作成日：2010年5月4日_記事番号：T00022514
ＡＳＵＳのEee PC、今年700万台出荷へ
華碩電脳（ＡＳＵＳ）の沈振来執行長（ＣＥＯ）は、低価格ノートパソコン（ネットブック）市場が飽和状態になり、多くのメーカーが撤退したり展開を縮小する中、価格競争が緩和すると判断し、今後はEee PCの機能と付加価値を向上させ、平均販売価格（ＡＳＰ）を引き上げる戦略を取ると表明した。2010年は700万～800万台のEee PCを出荷し、ネットブック市場シェア20％、２位を維持できるとみている。４日付電子時報が報じた。
沈執行長によると、今後、従来よりデータ転送速度の速い「ＵＳＢ3.0」対応機種やウェブカメラ搭載のEee PC新機種を相次いで投入する構えだ。観測によると、ＡＳＵＳの新機種は１万5,000～１万9,000台湾元（約４万5,000～５万7,000円）の高価格帯で、エヌビディアのＩＯＮプラットフォーム搭載のEee PC 1218などが含まれる。
沈執行長はまた、アップルのタブレット型ＰＣ「ｉＰａｄ」について、機能や市場ポジショニング（位置付け）がネットブックと異なり、同製品に取って代わることはないとの見方を示した。
