ＤＲＡＭ大手、力晶半導体（ＰＳＣ）が３日発表した４月売上高は前月比10％増、前年同月比613％増の75億3,100万台湾元（約226億5,000万円）で、売上高、前月比成長率とも業界最高となった。１～４月売上高は前年比418％増の258億2,500万元。４日付経済日報が報じた。
力晶は４月の増収の理由について、オフシーズンながらも標準型ＤＲＡＭ価格が安定していること、および川下での需要が依然強いことを挙げた。同社のファウンドリー事業で、受託価格、受注量がともに上昇傾向であることが需要の好調さを反映しているという。さらに、エルピーダメモリ傘下の瑞晶電子（レックスチップ・エレクトロニクス）からの供給体制回復による、出荷増への貢献もプラス要因として指摘した。
なお、南亜科技の４月売上高は前月比0.68％減、前年同月比97.27％増の52億2,100万元、純利益は16億2,800億元となった。華亜科技（イノテラ・メモリーズ）は、売上高が前月比2.84％増、前年同月比78.38％増の42億5,800万元、純利益は15億6,100万元となった。
