ノートパソコン受託生産大手の広達電脳（クアンタ・コンピュータ）はこのほど、クラウドコンピューティング事業への進出を図るため、新会社「雲運算科技」を設立した。５日付経済日報が伝えた。
新会社はクラウドコンピューティングのサービス運営、マーケティング、販売を担当し、クアンタにとってはパソコン生産だけでなく、サービス提供業者へと事業の多角化を図る狙いがある。新会社は林百里董事長が自ら陣頭指揮を取り、中台双方の通信キャリアと提携していく方針だ。
新会社は中小企業向けに企業管理ソフトを提供し、クラウドコンピューティングで利用してもらうことで、使用料収入を得るビジネスモデルを想定している。収入はクアンタと通信キャリアで分配する構想だ。
クアンタの方天戟資訊長は「雲運算科技は登記手続きを終えており、近く（正式に）設立される。当初はクアンタによる全額出資で、将来的に出資を受け入れる」と述べた。
