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IDMがQ2も外部委託拡大、封止・検査各社にも恩恵【表】


ニュース 電子 作成日:2010年5月5日_記事番号:T00022550

IDMがQ2も外部委託拡大、封止・検査各社にも恩恵【表】

 
 5日付工商時報によると、IDM(垂直統合型の半導体メーカー)各社は第2四半期以降も、台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)のファウンドリー大手2社への生産委託を拡大しており、さらにパッケージング・テスティング(封止・検査)も日月光半導体(ASE)、欣銓科技(アーデンテック)、京元電子(KYEC)などに発注するとみられ、各社は受注増が期待できそうだ。
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 ASEの張虔生董事長によると、封止・検査では特に、従来IDMによる投資規模が小さかった銅ワイヤボンディング、フリップチップ・パッケージングの受注が増える見通しだ。

 IDM各社は数年前から「アセットライト(資産の軽量化)」戦略を採り、金融危機の際はインテルやインフィニオン・テクノロジーズ、ルネサステクノロジ、フリースケール・セミコンダクター、NXPセミコンダクターズなどの企業が一斉に自社の半導体生産および封止・検査ラインの多くを停止した。しかし景気回復後も復活させる動きはなく、需給ひっ迫には外部委託の拡大で対応する構えだ。