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工作機械各社、4月売上高が大幅増


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年5月7日_記事番号:T00022599

工作機械各社、4月売上高が大幅増

 
 大型工作機械メーカーの4月売上高で前年同月比の大幅成長が相次いでいる。東台精機(東台マシン&ツール)および台湾滝沢科技は前年の3倍以上に、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)、高峰工業(kafo)は単月過去最高を更新した。各社とも第4四半期まで受注見通しが立っており、需要増に対し一部では人材補充や残業実施で対応している。7日付経済日報が報じた。

 4月売上高が5億300万台湾元(約14億3,800万円)で前年同月比217.92%増となった東台精機は、受注増に対し、月~土曜の毎日残業を実施している。一方2億3,000万元で同411.11%の成長を記録した滝沢科技は、今年に入って30人を新規採用したがそれでも足りず、現場従業員の労働時間は1日12時間に達しているという。両社はプリント基板(PCB)穴開け加工機およびCNC (コンピュータ数値制御)工作機械を製造している。

 また高峰工業の4月売上高は同149.07%増の1億1,000万元で、今年に入って大幅な成長が続いていることに対し、経済日報は業界景気の回復に加え、昨年同社が開発した門型マシニングセンターの価格競争力、中国自動車需要が鍵となっていると指摘した。

 なお、上銀科技の同月売上高は前年同月比149.07%増の5億7,600万元だった。