ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国人の台湾観光、中国全土で開放へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年5月10日_記事番号:T00022618

中国人の台湾観光、中国全土で開放へ

 
 台湾を訪問した中国国家旅遊局の邵琪偉局長は7日、内モンゴル自治区、甘粛省、寧夏回族自治区、青海省、新疆ウイグル自治区、チベット自治区で新たに中国人観光客による台湾への観光旅行を解禁すると発表した。実施は7月からとなる見通しで、中国全土で台湾への観光旅行が解禁されることになる。8日付中国時報が伝えた。

 邵局長はまた、台湾への観光旅行を催行する指定旅行会社を増やすほか、一部都市で台湾への自由旅行解禁を検討するとした。これにより、今年台湾を訪れる中国人観光客は120万人に達する見通しだ。来年には1日当たりの渡航枠(現在3,000人)をさらに緩和する。

 中国人観光客の台湾ツアーをめぐっては、ツアー単価を過度に切り詰めた結果、「ニワトリより早起きで、食べ物は豚にも劣り、馬よりも駆け足」とやゆされるほど、質的問題が指摘されている。業界関係者は「指定旅行会社が増えれば、ツアーの独占が解消され、ツアー価格が過度に圧縮されることもなくなる」とし、ツアーの質的改善にプラスになるとの見方を示した。