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台湾セメントの中国事業、生産能力で中国3位に


ニュース その他製造 作成日:2010年5月10日_記事番号:T00022625

台湾セメントの中国事業、生産能力で中国3位に

 
 台湾水泥(台湾セメント)は今月1日、香港上場の昌興国際控股(PIL)傘下、昌興鉱業控股(PMHL)が中国大陸に所有する生産設備の買収手続きを完了した。買収額は40億香港ドル(約471億円)。これにより中国における生産能力を今年中に約4,300万トンまで伸ばし、同国市場で3位に躍進する。辜成允・台湾セメント董事長は7日、「中国では強者がより強大となる傾向が台湾より強い」と指摘した上で、今後も買収や提携などを通じて勢力を拡大していく姿勢を示した。8日付工商時報が報じた。

 昌興国際の買収が完了したことで、台湾セメントの中国市場展開も華南から西南~東北に広がった。今年第1四半期には中国での連結売上高が前年同期比19%増の104億元、利益は同405%増の9億2,400万元を記録したが、5月以降は昌興の売上高が加わり業績がさらに拡大する見込みだ。

 辜董事長はまた、中国での2012年の年産能力5,000万トンの目標に向け、設備投資用に6億7,400万米ドルを準備していることも明らかにした。