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合成ゴム大手の台橡、独企業と江蘇省で合弁


ニュース その他製造 作成日:2010年5月10日_記事番号:T00022627

合成ゴム大手の台橡、独企業と江蘇省で合弁

 
 合成ゴム大手の台橡(TSRC)は7日、ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(中国語名・朗盛)と合弁で中国・江蘇省南通にニトリルゴム(NBR)メーカー「朗盛-台橡(南通)化学工業公司」を設立した。2社の折半出資で資本金は5,000万米ドル、2012年の量産開始で年間売上高1億米ドル以上を目指す。8日付経済日報が伝えた。
 
 「朗盛-台橡」は高品質NBRの専門メーカーで、今年9月に工場を着工、生産開始後の年産能力は3万トン以上を予定している。

 ランクセスによると中国NBR市場は、年間2けたのペースで拡大する世界で最も成長の速い市場だ。また台橡によると、中国NBR市場は年間14万トンの需要に対し、国内生産能力は6万~7万トン不足しており、合弁企業の市場参入に有利な状況となっている。 

 ランクセスは台橡を提携先に選んだ理由について、「アジアでも最大規模、最も成功したゴム企業の1社であり、ノウハウと豊かな生産能力のほか、中国で既に長年にわたり良好な企業イメージを確立しているため」と指摘した。